トヨタが余計な在庫を持たなくても、年間1000万台を販売することができるのは、きちんとした仕組みを持っているから。
「余分に在庫を抱えることは、スペースを取り、探す時間がかかり、また間違えてしまうリスクが上がる」とトヨタ式の業務改善サービスを提供しているOJTソリューションズの橋本さんは言っています。
その職場環境のカイゼンを行ったトヨタで働いていた香村薫さんが考案した「トヨタ式おうち片づけ」という方法があります。
このトヨタ式おうち片づけとは一体どのようなものか?ご紹介します。
この方法を取り入れると暮らしがどのように変わるのでしょうか?
トヨタ式片づけ術とは?

トヨタでは職場環境を改善すべく、7つの視点でムダを省いていると知っていましたか?
「ムダな所にはカイゼン点があり、そこには利益を生み出す宝がある」と改善サービスの橋本さん。
その7つのムダがこちら!!
- 手持ちのムダ
- 加工のムダ
- 運搬のムダ
- 在庫のムダ
- 動作のムダ
- 作り過ぎのムダ
- 不良・手直しのムダ
職場内で例えると・・・
◎社内での情報共有資料を作り込むのは加工のムダ!
◎よくコピー機を使うのに、遠い場所にわざわざ行かなくては行けないのは動作のムダ!
このようなムダは家庭内でも言えること!
では、家庭ではどのようにトヨタ式の片づけを適用するといいのでしょうか?
家庭で実践する具体的なポイント!

家庭においてトヨタ式の片づけを適用するポイントは2つ!
①見える化
「見える化」とは、パッと見た時に全体の量が把握できることをいいます。
例えば、クローゼットでは3cmの間隔を空けて洋服を掛けることでクローゼットに掛けられるハンガーの数が決まります。
そうすると、必然的に洋服の数も決まり、持っている服が全て把握できるんです。
私もクローゼットのハンガーの数を割り出す記事を書いているのでこちらをどうぞ!
②ムダとり
「ムダとり」とは、家事動線における無駄を省くことです。
例えば、食品があちこちに収納されていると、どこに何が入っているか分かりませんよね💦
あちこちに散らばった食品を一か所に集めて、どのくらいの量を持っているか一目で見えるように並べます。
全体量を把握するために「見える化」を行い、取り出しやすいように収納することで探すムダな時間を省くことができます。
たくさんの在庫を抱えることは、一見便利なようにも思えます。
でも、それだけ在庫を置いておく場所が必要になります。
期限のないものならまだしも、賞味期限のあるものは沢山の在庫を抱えることで期限が不明になり、気がついた時には、食べることができない状態に・・・
ストックしてあることが分からないと二重で買ってしまい、いつの間にか期限が切れてしまうのは本当にムダなことです💦
食品の引き出しには背の高いボックスを仕切りとして入れると、他の物が入れられなくなります。

なので、どんどん放り込んでしまう事を防げるんですね 😀
例えば…

無印良品のポリプロピレンファイルボックスを仕切りとして引き出しにセットしてみると、境目がしっかり出来てモノのごちゃつきがなくなります 😉

これは食品だけに限らずその場所を確保するために、住んでいる人がくつろげるスペース、活用できるスペースが狭くなっていることは事実です💦
さらに、モノを取るために余計な動作をしていることはありませんか?
モノを取る時の動作を減らすことで「ムダとり」ができるんですよ 😉
まとめ
モノを減らしてスペースを生み出すことで、さまざまなムダがなくなり暮らしがカイゼンされるんですね!
そして、ちょっとした工夫をすることで、きれいな状態を維持できると香村さんは言っています(^^)/
キレイに片付いた状態の写真を毎日撮る
↓
モノの配置が変わると気がつく
これを2週間繰り返すことで、散らかりのリバウンドを防ぐことができるそうです!
毎日写真を撮るのは大変ですが、片づいた状態を維持する癖付けをするにはちょうど良いやり方ですね!
ぜひ、香村薫さんの「トヨタ式おうち片づけ」を取り入れて、家の中のムダを改善していきましょう~(^^)/
tomomi
本当はズボラで面倒くさがりな私でも
モノに縛られることなくスッキリとした空間で暮らしています。
それはモノと向き合い、自分と向き合い少しずつ暮らしを整えたからできたことなのです。
整理をして身の回りを整えるのはゴールではなく
そこから自分らしい暮らしが始まるのだと思っています!
だからこそ、できるだけ早く暮らしを整えて自分らしい時間や経済的ゆとりを手に入れること!
そうすると心にもゆとりが生まれ、本当に大切なモノが見えてきます。
かけがえのない時間を大切な人と自由に過ごすまでに
どのように辿り着いたかは私のプロフィールをご覧くださいね♪