「奇跡の脳」右脳マインドで幸福感を味わう秘訣まとめ

脳

「奇跡の脳」というベストセラーになった本を読みました。

これは、脳科学者のジル・ボルト・テイラーさんが実際にご自身で脳卒中を体験し、脳が壊れていく様と、回復していく様が書かれたものです。

脳の回路について研究する中で、外側からではなく内側から脳卒中を実際に体験をすることで、脳の機能を観察しています。

右脳と左脳の違いを、なんとなく知っている方はいると思います。
この本を読んで頂くと「右脳がどれほど人間の幸福感に関与しているか?」がより深く理解できます!

奇跡の脳

奇跡の脳

右脳と左脳の違い

右脳と左脳の違いを、本文の中から引用してお伝えしたいと思います。

左脳は細部で頭が一杯で、分刻みのスケジュールで人生を突っ走ります。クソ真面目なのです。歯ぎしりしながら、過去に学んだことに基づいて決断を下します。

右脳はとにかく、現在の瞬間の豊さしか気にしません。それは人生と自分に関わる全ての人たち、そしてあらゆることへの感謝の気持ちでいっぱい。奇跡の脳

なかなかの左脳の言われっぷりですが…

左脳はモノゴトを「良い・悪い」で判断します。
でも、右脳はモノゴトをただの事実として認めます。

この時点ですごく大きな違いがありますね。
モノゴトに感情をくっつけずに、ただの事実のして見るのはとても難しいです。

私たちはそんな風には育てられていないから…。
親も、その親もまた左脳的な思考に支配されて生きてきているから。

多くの人がこのようにしてい生きています。だから、「苦しい現実を生きている」とも言えます。

『このことに今、私たちの世代が気がついて、それを自分の次の世代に残していく事がとても大切なこと』だと私は思います。

右脳マインドになることは、心の中に平穏を取り戻すことです。

左脳で繰り広げられている、おしゃべりにストップをかけて、すべてとのつながり感を感じる世界で生きること。

右脳の神経回路の中に、深い心の安らぎが存在することを、ジル・ボルト・テイラーさんは発見したわけです。

私たちは、社会の中であまりにも「するべきこと」に支配されてきました。

その方が、社会の評価が高く、その評価によって報酬が得られていたからです。

でも、今後は価値観が大きく変わる時代。
もう、変わり始めています。

その時代の変化の中で、今のままの「doing」に重きを置いていると、とても苦しくなります。

doing「する」でなく、being「ある」に意識的につないでいく事がより幸せに生きる事ができる時代です。

左脳に支配され続けてきた自分に気がついて、今この瞬間から意識を切り替えること。

間違えないで欲しいのは…決して、左脳が悪いわけではありません。
考えて比べたり、論理的に組み立てること、数字の計算などは左脳がなければできません。

右脳でイメージしたものをわかりやすく言語化できるのも、左脳あってのことです。

どちらか一方に偏るのは危険なことで、この世界に生きていく上ではバランスが大事となります。

「いまここ」を意識する

「いまここ」という概念は知られていますが、実際はどうでしょう?
毎日の生活の中で「いまここ」を生きていますか?

思考や感情に囚われている時には、心の平穏は感じられません。

心がホッとすること、穏やかな安らぎという感覚は「いまこの瞬間に感じるもの」です。

自分自身が「いまここ」ではない思考に囚われていることに気がついて、意識的に安らぎの回路につなげるのです。

これは誰にでもできることで、「いまここ」戻るためには、心をのんびりとさせること。
セカセカと動いてしまったり、あれこれ考える思考を一旦オフにしてくださいね。

ここでも、本文の中の気になったところを抜粋します。

内なる安らぎを体験するためにわたしが最初にするのは、自分がより大きな構造の一部であることを思い出すこと。

いいかえると、決して自分と切り離すことのできないエネルギーと分子の、永遠の流れの一部であることを思い出すこと。奇跡の脳

感覚として掴むのは難しいところですが…
私たちは宇宙と一体の存在で、そのエネルギーの一部として存在しています。

テイラーさんの脳が壊れ始めた時に(左脳の一部が血溜まりとなっていました)、左脳が機能しなくなり右脳だけの状態で周りを見渡しました。
その時のことを「自分と目の前の境界線がなくなっている」と表現されていたのです。

自分がエネルギーの一部で、周りのエネルギーと混ざり合っているように見えたそうです。
自分の体がどこから始まって、どこで終わっているのかが明確ではない。

そのくらい右脳だけだと、すべてを一つと判断するようです。

例えば、大自然の景色を目の前にした時に…
大自然の広大さを認識するのは右脳で、その中の木や鳥などを認識するのが左脳です。

左脳と右脳の間を繋いでいるのが、脳梁(のうりょう)と言われる部分です。
この部分を行ったり来たりしているので、感じたことを言語化したり、伝えることができるようになるのです。

脳に訪れた静寂が、なんとも言えない幸福感をもたらすと…。

普段から左脳のおしゃべりが止まらない私たちには理解が難しいところでもあります。

私たちが、取り組むことは左脳の思考を止めて、右脳マインドで生きること。
そうすると、自分と他者との境界がなくなり、一つになれます。

そこには思いやりの心が生まれ、心の底からの「喜び」を感じる事ができるようになります。

そして、過去への後悔や未来への不安を抱く事なく、いまこの瞬間を味わい豊かさや幸せな気持ちでいっぱいになり、ただ目の前に感謝の気持ちでいられる世界を生きる事ができます。

正しくあろうとするのではなく、幸せでありましょう!

私は、この本を読んで右脳と左脳の違いがより深く理解することができました。

私にとても必要な本でしたので、いま必要だとピンとくる方に届いたらいいな〜と思いますので、今回ご紹介させて頂きました。

気になる方はぜひ、読んでみてください〜^^

奇跡の脳

tomomi
なんとなく漠然とした日々に不安や不満を抱えていたあの頃。本当に自分がしたいことが明確になっていなくて不安を抱えながら時間を切り売りして働いていました。

あることをきっかけにシンプルな暮らしへと移行し、モノや自分と向き合い少しずつ暮らしを整えて、今では心もシンプルに豊かさを循環しながら私らしく暮らしています。

暮らしを整えながら、たくさんの学びをしたことで本当の人生の目的を思い出したようでした。

自分の人生に責任を持ってどう進んでいくか?

今は幸せを受け取れる体質へと改善をするプログラムを運営し、願望を達成するためのサポートをしています。

現実を変えるためには、自分のあり方を変えることです。
大切なことに気がついた時に、現実は大きく望む方にシフトしていきます。

ここまでにどのように辿り着いたかは、私のプロフィールをご覧くださいね!